日本からのお客さん 2010.02.11

我が家に身内以外で初めて、日本からお客さんが遊びに来てくれました。ベルギーのブリュッセルから家の近くのスキポール空港まで列車で来る予定でしたが、雪の影響で途中のローゼンダールと言う、ベルギー国境の街までしか列車が行かないとの連絡が来ました。ネットで調べると前後の列車は運休するようです。困った事になったぞ…

そこで急遽カミサンと130kmの距離を車で迎えに行き、2時間近く後に何とかローゼンダールに辿り着き、ようやく無事に出会うことが出来ました(ホッ)。
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その後、凍える寒さの世界遺産キンデルダイクの風車群
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ユトレヒト観光、夜は賑やかに楽しい酒を一緒に飲み、次の日はカミサンと上のお姉ちゃんも一緒にアムステルダム観光に行き、その後無事に日本へと旅立っていきました。家族以外の人と、直接日本語で話す事はあまり無いので、たくさん話しましたよ。
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そして観光の中の一つで、古都ユトレヒトに行きました。目的はコレ… ユトレヒトはミッフィーの生みの親、ブルーナさんの出身地で、色々な関連グッズや名所があります。
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世界でココだけしかない、ミッフィーの信号機。初めて点灯しているところを見ました!
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ミッフィーの像、とてもシンプルで何の変哲も無い像ですが、写真を撮っていると、地元の人が嬉しそうに 『世界で一番の有名人だよ!』 と声を掛けて通っていきます。
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オランダでミッフィーはナインチェと呼びます。プレインは広場と言う意味ですが、それにもチェが付いてナインチェプレインチェ、『ミッフィーちゃんのちっちゃい広場』って意味。
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ブルーナさんが大好きなクッキーを売るお店。写真の様なチョコレートやミッフィーの絵が焼かれたバタークッキーなどがあります。クッキーは意外と美味しかったですよ。
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ブルーナさんの作品を使用した切手を販売する店。
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まだ他に、ブルーナさんの作品を展示するブルーナハウス、彼が立ち寄る喫茶店などもあるようです。何度もユトレヒトには来ていますが、今回はミッフィーの観光スポットを見る良い機会になりました。日本の方と観光して、我々も一緒に楽しむ事が出来ました。
# by samu222_arphard | 2010-02-17 00:40 | オランダの街

英語の先生夫妻をご招待 2010.02.06

今日は英語の先生コビーさんとご主人のヤンさんを日本食ディナーにご招待。先日のワインのテイスティングでまんまと遣られてしまったので、今度はこちらが仕返し?の番。予め先生には 『今度家に来たら絶対気に入ったワインを振舞うと約束するから!』 と宣言。

コビーさんの好みは白ワイン、でも良いワインしか飲みません。2人とも普通は赤ワインを飲みますが、これも好みがうるさく、自分の家でテイスティングして美味しくないと料理用に回してしまいます。なので招待した時のワインの選定には苦労します。しかし今回の招待の時に用意したワインは、絶対に気に入り、しかも後で喜ぶ仕掛けをしておきました。

当日のメニューは、太巻きとすき焼き、日本から買ってきた伊達巻やかまぼこ等の日本食を用意しました。食事の前に用意したのは白ワイン、まずヤンさんにテイスティングをお願いすると、『おいコビー、このワイン素晴らしいぞ!』。コビーさんも飲んでみて、本当に美味しいワインだと喜んでいます。『僕のワインのチョイスいいでしょう?』 してやったりです。『どこで買ったの?どうやって選んだの?』 まあ後で教えるから…

ひとしきり飲んで次は赤ワイン、コビーさん式に2種類のワインを用意して今度はコビーさんにテイスティングを頼みました。すると何と驚いたことに2種類のワインの産地、使っているブドウの種類をピタリと当てましたよ!そしてどちらも良いワインだと感心してくれました。『ねっねっ?僕の今回のワインのチョイス本当に良かったでしょ?』 2人とも喜んでくれまいた。その後は、楽しく歓談しながら美味しく日本食を楽しんでもらいました。

さて、僕がどうやって彼女らの好みのワインを見つけたか?実は、コビーサンのお兄さんがワイン屋を経営していて(コビーさんは殆ど行かない…)、何度か一人で行った事がありますが、今回は事情を説明して彼女達の好みのワインをコッソリ教えてもらったのです。お兄さんは喜んで相談に乗ってくれ、この事は当分内緒にしてもらいました。後で、種明かしをすると、コビーさんは感激。夜遅くまでワイン談義に花が咲きましたよ。
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ps.後日コビーさんがお兄さんと電話で話して、今度たっぷりと僕にテイスティングをさせてくれる事になりました。今度は僕に美味しいワインを選んでくれるとの事。何でも美味しいんだけど… 好みを伝えることも実に難しいです(汗)。
# by samu222_arphard | 2010-02-14 18:03 | オランダの生活

ワインのテイスティング 2010.02.05

英語の授業が終わった後、先生が用意していた数種類のワインを用意して、『さあ、それぞれの味を教えて?』 えっこりゃ困ったぞ!色見て、匂い嗅いで、口に含んで…
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えーっとこれがフルーティーで、これがタンニンが強くて、これがストロングで、これが好きな味で… 『実はこんなのでした』 と見せられたのは、想像したのと違いガッカリ…
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もう英語の実力は伸びないので、次からワインを専門に教えてもらおうかなー
# by samu222_arphard | 2010-02-13 14:07 | オランダの生活

旧東欧旅行 ベルリン 2009.12.30

朝起きて窓の外を見ると、雪が降り積もっています。そう言えば本来は雪になると覚悟していた、プラハ、ドレスデン、シュチェチンも差ほど寒くありませんでしたがベルリンは雪です。旅行も6日目になり、いつもの通り胃が疲れてきてるので、ホテルでの朝食を止めて、近くのパン屋さんに行き軽くパンとコーヒーで済ませました。ドイツのパンも美味しいです。
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雪の世界都市ベルリンも乙なものだと観光に出かけましたが、寒い上に凄い雪。地下鉄でポツダム広場まで行き、店の人にブランデンブルク門の方向を聞きましたが、結果教えてくれた方向が逆で、雪の中を1時間近く彷徨ってしまいました。あーっ寒かった!
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しかし偶然、来る予定だったベルリン美術館に辿り着いたので、寒さを癒すために駆け込みました。ここではフェルメールの 『真珠の首飾りの女』 と 『紳士とワインを飲む女』 2点の絵画が我々の目的です。さすがにフェルメールの絵の前には沢山の日本人観光客が… 為になるガイドをタダで聞いちゃいました(笑)。その後、ゆっくり絵画を独り占め!
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暖を取ったのでまたまた観光開始!雪の中を歩いてポツダム広場前に行くと、『壁』 の展示を発見。想像通り落書きだらけですが、意外と薄かったのが印象です。しかし、旧東独の人にはさぞかし厚い壁だった事でしょう。近くに当時の軍服を着た人がいて、壁閉鎖時に使っていたスタンプを、2.5ユーロで記念に押してくれました。この軍服姿少し怖い…
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旧東欧旅行に際して、当時の歴史を少し読みましたが、ベルリンに関して 『壁』 と 『第二次世界大戦』 を抜きにしては語れません。ここはブランデンブルク門近くの 『虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑』 です。2711基の石碑が規則正しく並べられており、石碑には何も書かれていないのが、一層何かを語っているように感じます。
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重い気持ちのまま念願のブランデンブルク門へ来て見ると 『ありゃ?』 周りには仮設テントが張られ、報道車も沢山で写真を撮るには最悪の状況… どうやら明日のNew Year のカウントダウンの式典の準備が既に整っている模様。これにはさすがにガックリ。
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寒いし昼時なので、旧東ドイツ側のレストランでビールとソーセージを食べました。ここはクリントン元大統領や、麻生元首相なども来た事があるレストランの様です。このカレー粉で書かれているのは、『門』 だとウェーターさんが自慢していました。言われてみれば…
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旅行前ベルリンの壁については、かなりあやふやな知識でしたが、ベルリンを訪れることで、正しい歴史認識や、どの国がどの領土を占領していたかなどを理解する事が出来ました。しかしこの写真を見る限り、現在は平和である事は間違い無さそうです。
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次の目的地は世界遺産にもなっている博物館島です。ベルリンの中心部、シュプレー川の中洲にある5館18の部門から構成されている博物館群で、我々の目的はエジプト美術館にある紀元前1345年に制作された、 『ネフェルティティ像』 を見る事です。
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どこの美術館でも写真が許されている太っ腹も、この胸像の撮影だけはダメでした。古代エジプトのネフェルティティは女性美の象徴として最も有名な古代の女性の一人です。現在エジプトが返還を求めて国際裁判になっています。保存状態が良く、整った顔達は今でもどこかにいそうな美しい顔でした。時間が無いので他の展示物はスルーです。
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王家ゆかりの人々の墓がある、威風堂々のベルリン大聖堂は、第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、修復されて今の姿になりました。雪景色と合い綺麗ですが何しろ寒くて、体が動かなくなって来ました。暖かい飲み物を求めて(またグリューワインです…)、カイザー・ヴィルヘルム教会周辺のクリスマスマーケットまで路線バスで移動しました。
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この教会は広島の原爆ドームと同様に、ベルリンの空襲の悲惨さを伝えているモニュメントです。朝同様に胃が疲れてきているので、今日の夕食は簡単に済ませることにして、クリスマス・マーケットで中華焼きそばなどを食べました。アジアの味は美味しかったなー。
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雪のクリスマスマーケットを楽しんだ後、ブランデンブルク門の夜景が綺麗だろうと思い、またまた路線バスで移動してみると、ディズニーランドの様な夜景に遭遇する事が出来ました。こんな派手な演出を見たら、ナポレオンもヒトラーも驚くだろうなー。
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そういえば2009年も明日で終わりです。明日は10万人以上もの人が集まり、新年のカウントダウンが行われます。本当はもう1日滞在を延ばしても良かったんだけど、紅白歌合戦が見たいので明日オランダに帰ります。旅行もあと1日を残すのみとなりました。
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# by samu222_arphard | 2010-02-10 04:33 | ヨーロッパの旅行

フリースランド 下 2010.01.30

ここはフリースランド洲の州都、レーワールデンです。この街は第一次世界大戦中に踊り子として名を馳せ、ドイツへのスパイ容疑で処刑されたマタハリの出身地でもあります。彼女の顔を書いた建物の壁がありました。落書きか芸術か… 
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オランダと言えども、ここまで北に来ると街の雰囲気が少し違います。ここには少数民族のフリージアンが大勢住んでいて、道路標識もオランダ語とフリースランド語の両方で書かれています。言語、文化ともデンマークの影響を強く受けているそうです。
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お昼になったので、洒落たカフェに入りました。何かフリースランドらしい食べ物はあるのか聞いてみましたが、特にここでは無いようなので普通のランチを注文。パンの上に生ハムが乗り、その上にサラダがてんこ盛り、ナイフとフォークで頂きます。
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腹ごしらえをした後は、アイセル湖畔にあるヒンデローペンと言う小さな街に移動。凍った運河に積もった雪を掃除しています。ここはスケートが盛んな場所です。
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この街は何度か来ています。普段オレンジ色の町並みは雪と氷で覆われて真っ白です。
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この街は手書きの絵付けの家具でも有名で、テーブルやイスに描かれた繊細な模様に魅せられてしまいました。ここは有名な5人の絵付け人の一人、ボーツマさんの工房です。この色柄のチェストや小物類をコツコトと集めています。
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ボーツマさんに、『オランダを紹介する日本の雑誌に記事と写真が出ていたよ』と教えてあげると、満更でもない様子でした。現在は息子さんが後を継いで修行中との事でした。
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ボーツマさんの工房に併設されているカフェは、ヒンデローペンの絵付けのテーブルやイスなどが使われていて、雰囲気は最高、ついつい寛いでゆっくりしてしまいました。
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フリースランドの日帰り旅行でしたが寒い中にも晴れ間がさし、氷や雪で覆われた綺麗な景色を楽しむことができました。
# by samu222_arphard | 2010-02-07 18:48 | オランダの街