世界同時金融危機 2008.10.08

少し真面目な話を… 会社への通勤の行き帰り、イギリスのBBCワールドニュースを聞いていますが、最近はもっぱら世界の深刻な金融不安のニュースばかりです。日本の株安のニュースも度々登場しますが、今日はトップニュースで、日本のニッケイ平均株価が昨日に比べて9.4%急落したと報道されていました。この先どうなるかが心配な所です。

ヨーロッパでもついこの間まで、1ユーロが169円だったのが、現在136円台まで急落したし、ベネルクスの3ヵ国の政府は、株価低迷による経営難に陥っていたベルギー・オランダの大手金融機関フォルティスを買収すると言う事です。 また世界株価指数の下落率の上位は、今まで経済を牽引していた新興国のインド、ロシア、中国などで他の国も然りです。

アメリカから端を発した金融危機が、世界全体に広がっている事を実感します。同僚からは日本での預金の保護はどうなっているのか?と聞かれましたが、ドイツでは銀行が倒産した場合、預金の100%保護、オランダも高い金額が保証されていると言う事です。

私は的を射た答えを出す事は出来ませんでしたが、こちらの人達は日本のように、銀行や他の金融商品の利息などが安くないために、いろいろな形で運用している人が多く、この手のニュースには敏感で、預金を分散したり株を売ったりしているようです。

世の中物騒な雰囲気が漂ってきますが、我々の仕事においても当然影響は必至で、アンテナをしっかりと張って、正確な情報をキャッチして最善を尽くすしかありません。奇しくも娘の社会の宿題を手伝っていますが、1920年代のアメリカの好景気から、後半の世界恐々へと向っていく場面です。何か今の状況と似てないか?そうならないように祈ります。
by samu222_arphard | 2008-10-09 04:18 | オランダの生活
<< 秋休みの試練 2008.10.10 デン・ボッシュ 2008.10.04 >>