魔女裁判所 (Oudewater) 2007.09.22

チーズで有名なゴーダの近くに、アウデワーターという小さな街があり、ここには魔女裁判所があります。家からは南に60km、車で約1時間の場所です。西暦1500年から1600年にかけて、ヨーロッパでは、悪名高い魔女狩りの結果100万の人が殺されたと言われています。

魔女の容疑者は秤にかけられ、身長から100引いた数字以上体重(kg)がないと魔女と見なされました。なぜなら魔女は普通の人より極端に軽い(箒にまたがって空を飛ぶため)とされていたからです。このアウデワーターにも1482年魔女裁判用の秤が作られましたが、ここでは魔女と判定された人は1人もいなかったそうです。それは、秤の役人が買収される事はなく、体重が公正に計られたからです。

アウデワーターの魔女秤の家では、今でも500年以上の歴史を持つ秤が残されています。希望すると実際に秤を用いて体重を計ってもらえます。子供達は魔女の格好をさせてもらい、計量の結果魔女と判定され、由緒正しい証明者を発行してもらいました。小さな博物館ですが、話の種に来て見て良かったです。
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by samu222_arphard | 2007-09-28 04:16 | オランダの街
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