とっさの一言 2007.03.22

会社帰りが遅くなり疲れたので、同僚とガソリンスタンドの駐車場の暗がりで、コーヒーを飲んで雑談していると、ポンコツの車が我々の前に止まり中から中東系の革ジャンを着た怖そうなお兄さんが降りてきた、車の中にはヤバそうな人が数人乗っていて、中で何か叫んでいる。

嫌な予感がしたが通り過ぎて言ったので安心していると、後ろからオランダ語で話しかけてきた。オランダ語が判らないと言うと、英語に切り替えて『キャッシュカードのトラブルで、お金が引き出せない。我々はお金が無い、この指輪はゴールドの指輪だから買ってくれ!』と詰め寄ってくる。

『何?』、『本物のゴールドの指輪だ 見ろ!』とゴツイ指輪を外し迫ってくる。周りは暗く誰も居ない。刃物でも突きつけられたらマズイと思ったがもう遅い、その時とっさに出た言葉が 『Unfortunately, I don't like a gold!』 (あいにく私はゴールドがスキじゃない!)後で考えると何とも間抜けな答えだが、そう言うと何のことは無い、不満そうな顔をして車に乗り込み行ってしまった。

危ない体験だったが、良くあの緊迫した中で、ごく自然に言葉が出たなと自分で感心してしまった。説明が難しいが、僕が求めていた英語は、頭の中で日本語をスキップして話す間髪入れない、自然な間(ま)だった。今回これが出来た様な気がする。少し英語が上達してきたかな?何ちゃって。
by samu222_arphard | 2007-03-23 05:40 | オランダの生活
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