マルタから帰って初めての週末、気温は薄曇で気温は20℃と丁度良い気温です。カミサンとサイクリングでアムステルダムまで行ってきました。運河に着くと凄い群衆です。どうやら今日は『アムステルダム・ゲイ・プラウド』の運河パレードが行われるという事です。
この行事は同性愛者の人権を主張するイベントで、そう見ればたくさんの同性愛者の人達が、記念撮影をしていたり、見物していたりしています。オランダは世界で最初に同性愛者同士の結婚を法的に公認した国で、他国からも沢山の人が参加しているようです。 後で調べると、このイベントは国民的行事で、同性愛者ばかりでなく、子供からお年より、家族連れから友達同士、そして観光客にも有名なイベントで、毎年40万人近くの見物客でにぎわいをみせるそうです。陽気で楽しい参加者たちや、ノリのいい見物客。この楽しさがオランダのオープンカルチャーです。オランダ人にとっては日常の一コマです。 オランダでは政治家や公務員にも同性愛者の方が普通にいます。仕事が出来ていい人であれば個人の趣向なんて人それぞれ、というオランダ式の合理的な発想です。 パレードの後もアムステルダムを自転車で周りましたが、多くのゲイの人達のイベントが行われており、夜通しで盛り上がる事でしょう。いずれにしても我々とは別な世界が、ここアムステルダムには沢山ありますが、客観的に見る事が大事です。 #
by samu222_arphard
| 2008-08-03 17:16
| オランダの街
今日は青の洞門と世界遺産に指定されている古代の神殿群に行ってきました。マルタでの滞在は、基本的に朝は1時間程度のウォーキング、涼しい午前中を中心に観光、午後は海やプールでノンビリ、夕方は夕食を兼ねて近辺を散歩というのがサイクルです。
朝9:30ヴァレッタ発、青の洞門行きのバスに乗るためにホテルを8:30出発、各国からの英語留学が盛んに行われているため、学生らしき人達でバスは満員です。 ヴァレッタからは名物オンボロバスに乗車。出発前バスを注意深く点検するおじいちゃん運転手を見て、何十年もの間バスと一心同体でやってきた事が伺えます。ローマでは青の洞窟を悪天候のため見ることが出来なかったので、カミサンは楽しみにしています。 およそ観光客が来ないだろう街などを1時間走って、青の洞門近くのバス停に到着、ウワーォ! 景色はイメージ通りの地中海、早速観光船乗り場へ絶景の道を歩きます。 チケット売り場も英語で書いてあるから安心です。Blue Grottoで青の洞門 (後で調べて判りました)、1人€7とコリャまた安い、A'damの運河巡りでも€10する位だから… マルタ名物「目のある船」ルッツに乗って長い年月の侵食によって出来た洞門へ出発!船では英語の解説付きで、何箇所か洞門を巡ります。水は澄んでいて何処も綺麗です。 そしていよいよ青の洞門、太陽の光とシンクロして美しい神秘的な海水の色になります。 娘達に見せられないのは残念ですが、是非大人になったら自力で来て欲しいなー 青の洞門を楽しんだ後、次はこの近くにある海を臨む古代の神殿群を見るために移動。2kmと歩いていける距離ですが何しろ炎天下で日陰なしなのでタクシーで行く事に。タクシーの運ちゃんと目が合うと直ぐに寄ってきて「神殿まで€10でどうだ?サマータイムだから後30分で遺跡に入れなくなるよ」「(そんなの嘘に決まっている) 歩くからいいよ」と背を向けて歩き始めると「€5でどうだ?」「OK!」交渉成立。この手の交渉に慣れてきました。 遺跡に着くと案の定、遺跡に入れない何て言う事は無く、ゆっくり見学できました。神殿群までは海に向って真っ直ぐの道を歩きます。この雰囲気が僕のイメージする地中海です。ちなみに地中海を英語でMediterranean Sea と言い少々難しいですね。 海を臨む場所に2つの古代神殿群が点在しています。これはイムナイドラ神殿の祭壇への入り口、紀元前2800~2400年に建てられた神殿です。石を縦横に隙間無く積み上げている建築技術に驚くと共に、マルタの10㌣コインにはこの門が描かれています。 このテーブルは生贄を捧げるためのものだそうです。マルタ島、ゴゾ島の各地に30もの神殿が築かれ、この巨石神殿が一つのグループとして世界遺産に指定されています。 昼過ぎ、バスでヴァレッタに戻り、カフェでビールと昼食、その後キャッシュが不足してきたので、キャッシュマシンでお金を降ろそうとするが、使えるはずの銀行カードでキャッシングが出来ません。機械とカードのマークが符合していて使えるはずなんだけど… 銀行で相談すると、「クレジットカードでもお金を降ろせるよ」と言うので何度か機械で試すがダメ。「まあ、まだキャッシュあるし、いざとなればカードで清算すればいいか」 と楽観していました。後で思えばここがトラブルの基でしたが、まだ知る由もありませんでした。 早いもので明日はゴゾ島へ移動です。最後のディナーもまたタコとピザの組み合わせ。ヨーロッパでタコが食べられるとは思いませんでした。久しぶりの歯ごたえに感激です。地元のビールも美味しかったしマルタではたっぷりとタコを堪能しました。 #
by samu222_arphard
| 2008-08-02 16:08
| ヨーロッパの旅行
朝海沿いを約1時間ウォーキングし、ホテルで朝食を食べた後、スリーマから船でマルタの首都ヴァレッタへ観光に来ました。ホテルからは約30分、ヴァレッタは街全体が世界遺産で、観光客の多く集まる場所であると同時に、マルタの人の働くオフィスや買い物に訪れる場所です。世界遺産の中で自然に暮らす人々の生活を感じる事ができました。
賑やかなリパブリック通り、銀行、ブティック、土産物、カフェ 一通り何でもあります。 ズーット細く真っ直ぐに伸びる道がヴァレッタの特徴です。蜂蜜色のマルタ・ストーンと呼ばれる石灰岩で建てられた、独特の家を見るのは初めてで感動しました。 ヴァレッタの家々と地中海の碧い海とのコントラストは最高!マルタはカダフィ大佐の住むリビアとは目と鼻の先、ヨーロッパと言えどもアラブの雰囲気を感じる事が出来ます。 マルタは「地中海のへそ」と呼ばれ、その交通上および戦略上の重要性から、多くの民族や文明、勢力が行き交った場所。古代のフェニキア人の支配から始まり、カルタゴ支配、ローマ帝国、ビザンチン帝国、アラブ、オスマン・トルコとマルタ騎士団の攻防、ナポレオン軍の占拠、英軍、独伊の包囲・・・ この景色を見ていると何だかわかる気がします。 ここはメインストリートから少し外れた青空マーケット。衣料品やお土産もの等どれも安価で見ているだけでも楽しいのですが、この手のマーケットはどこの国でもスリの巣窟です。ローマでスリにあった経験を活かして、ディフェンスモードで歩きます。 街の中央に位置する聖ヨハネ大聖堂、中に入ると豪華な内装と天井画に眼を奪われます。ヨハネ騎士団が、教会や信徒を守る戦いの合間に、この聖堂で祈りを捧げていたと言います。騎士団の栄光の時代を感じ取る事が出来ます。ヴァチカン、ヴェルサイユなどヨーロッパの豪華を見て着ましたが、天井画が豪華さのポイントだと言う事が判りました。 ホテルに戻り私は昼寝、カミサンはサウナに入った後夕食がてらセント・ジュリアンと言う港街まで海沿いをゆっくり散歩しました。暑いので途中カフェでビールを飲んだり、写真を撮ったり海をゆっくり眺めたり。ここはレストランも沢山あり夜遅くまで賑わっています。 夕食は昨日に続いてまたまたタコのマリネを前菜で頼みましたが、1人前で大皿一杯のタコが出てきちゃいました。もちろんメインのスペアリブや魚介類の盛合わせも量が多くて食べられなかった事は言うまでもありません。マルタは安くてボリューム満点です。 #
by samu222_arphard
| 2008-08-01 04:09
| ヨーロッパの旅行
マルタへはA'damからAIR MALTAの直行便で約3時間、12:05発が40分遅れての出発となりました。3日前に仕事で滞在したイタリアの島を右に見ながらマルタへ到着、スチワーデスの人もそうでしたが、マルタの人はフェニキア、アラブ、ローマの人たちの血が混ざっているため、エキゾチックな顔立ちで魅力的、空港は南国の太陽が照り付けて暑い!
タクシーでホテルに直行、料金は目的地により決められていて、イカサマ無しの明朗会計。マルタの公用語はマルタ語と英語ですが、運ちゃんの英語は訛りが強くて所々ワカリマセンでした。ホテルへは17時頃到着、早速チェックインして部屋に入るとジャーン! 地中海が一望できる最上階のオーシャンビューで感激、しばし海を眺めてましたが碧い海が目に沁みます。このホテルはスリーマと言う場所にあり、早速近くを散策する事に。この地区は買い物や海水浴に適した場所で観光船なども多く停泊していて景観は最高!この写真はスリーマの港から撮ったヴァレッタの街並み、世界遺産に登録されています。 港のカフェでビールを頼んでビックリ、何と1杯€1.3とオランダの半額!今まで物価の安い国に行った事が無かったので大満足。その後海沿いを散歩してホテルのプールを見たりした後、地中海料理レストランへのディナーが19:30、海を間近に見ながら地元のビールにワイン、前菜はエビのカクテルとスパゲティーマリナーラ、メインはタコのマリナーラ、鯛の尾頭付等久しぶりのシーフードをたっぷりと時間を掛けて堪能しました。 少々食べ過ぎたので海沿いを暫く歩きましたが、夜10:30でも大勢の人で賑わっています。昼間の暑さが嘘の様に快適な気温でした。海岸沿いにはKioskが何軒もあり、夜の海を見ながら観光客もマルチーズ(マルタの人)もドリンクを楽しんでいました。 #
by samu222_arphard
| 2008-07-30 05:05
| ヨーロッパの旅行
夏休みを利用してマルタ共和国(マルタ)に行ってきました。マルタは地中海のほぼ真ん中に位置するミニ国家の一つで、オランダからは南に約2000km、今回は子供抜きでゆっくりとする事を目的に、マルタ島とゴゾ島の2つの島に5泊6日で滞在しました。
全体を通しての感想は、海と空が綺麗だった、街全体がマルタストーンと呼ばれる石で出来ていて蜂蜜色だった、暑かった、運転が荒っぽかった、物価が安かった、ゆっくり過ごせた、ハプニング満載だった、いろいろな国の人と会話が出来たことなどでしょうか。 これから思い出深いマルタの旅行記を、写真とともに少しずつアップして行きます。 #
by samu222_arphard
| 2008-07-29 14:22
| ヨーロッパの旅行
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『Goede middag!』 (フディ ミダ)とはオランダ語で 『こんにちは!』 と言う意味です。初めての海外赴任先のオランダで体験した事、感じた事を、徒然なるままに記していきます by samu222_arphard カテゴリ
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