英語のレッスン 2007.03.09

英語を習い始めて、1ヶ月が経ちますが勉強になる反面、中々ムズイです。

レッスンは仕事が終わった後、先生の家に行きマンツーマンで週1回、1.5時間ですが、読取り、書取り、文法、発音と盛りだくさんなので、あっという間に過ぎてしまいます。先生はオランダ人のおばあちゃん先生で、ヨーロッパ界隈の言語は話せる凄い方のようです。もちろん日本語以外ですが。

レッスンは先生の書斎でクラッシックが聞こえ、教養のあるリラックスした雰囲気で、コーヒーを飲みながら始まります。まず書取りは予めメールで提出済みの英作文の添削、発音は単語を読み、先生が修正してくれるので、比較的スムーズに進むのですが、問題は次の2つです。

まず読取りでは、BBCワールドニュースのテーマを取上げ、先生の前で読んで意味を理解する内容です。しかし知らない単語は盛り沢山だし、読みながら経済などのムズイ内容を同時に理解する事が出来ません。日本人ならこの感覚が判ると思いますが、オランダ人の先生には『何故読む事が出来て、意味が判らないのか』が中々理解出来ないようです。

不明の単語も当然英語で説明してくれるので、聞く力は付くのですが、判らない単語だらけなので大変です。最初にレベルチェックをしたのですが、得意な天気ネタや身の上話で実力より高く評価されてしまったようです。最近はギブアップしてレベルを下げて貰ったのですが、大分下げすぎた様で少し物足りないかな…

文法では、オランダ人の中学生レベルの文法問題を先生の前で回答します。テキストや、問題の説明文はオランダ語で書かれていて、その説明を先生が英語でし、その後問題を解くので結構大変です。最近では冠詞、『a』とか『the』などですが、簡単なようで瞬時に判断するとなると、もうメロメロです。1回に20問位やるのですが、問題中の名詞の前に括弧があり、そこに『the』を入れるか、いれないかを即答します。

問題文を全て読み、文面を理解して選択しますが、正解の場合は先生も元気よく『OK よく出来ましたねーっ!当然よね!』と必要以上に褒めてくれますが、間違えると悲しそうに『ここは、いらないの、日本語には冠詞が無いから仕方無いわ』とトーンが下がります。先生を悲しませたくないと言う、余計な雑念のため緊張し、腋の下や、手の平は汗でびっしょりです。考えた末、『the』と力なくつぶやくと大抵は裏目に出ます。

ただ、先生も好奇心が強く話し好きなので、日本文化の話題や、オランダに関しての質問では、インターネットで調べてくれたり、スーパーの話題では、台所でソーセージを食べさせてくれたり、葬式でのマナーを教えてくれたり、オランダ語を教えてくれたりと、本来の授業から脱線します。私にはこちらの脱線の方が勉強になり、表現力が付くようで、今後も脱線ネタを用意して望みたいと思います。
by samu222_arphard | 2007-03-10 05:18 | オランダの生活
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