ヒンデローペン (Hindeloopen) 2007.01.13

久しぶりの快晴で出かけたくなり、急遽 締切り大堤防を通りオランダ伝統的な家具で有名な、ヒンデローペンにと言う街にドライブする事にした。家からは北へ約140kmの行程で、約1時間半の予定。途中大堤防のモニュメントに寄り、能書きを見ると、1932年に水害を防ぐために造られた全長30kmの堤防だそうだ。水と戦ったオランダ人の偉大さを感じるとともに、景観も素晴らしかった。

ヒンデローペンには10時半到着だが、とても小さな町であり、シーズンオフの為か閑散としている。地元の人にヒンデローペン塗りのお店の場所を聞くと3件程あると教えてもらい、スケート博物館と併設されている一番大きいお店に入った。ヒンデローペン塗りは、木製の家具や小物に手書きで、鮮やかな色合いの中にもやさしいタッチが心を和ませる絵柄だ。オランダ後期ルネッサンス様式とバロック様式を倣い、17世紀から18世紀にかけて独自にこの町で発達したそうだ。えんじ色、緑色、白色に茶色など様々な色と、花や鳥の模様が素晴らしかった。

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買うつもりは無かったが、2時間程いろいろな家具を見ているうちに、特に藍色と白色の塗りのコントラストに魅せられてしまい、奮発して小さな箪笥を動買いをしてしまった。店のおばさんに買いたいと告げると、うれしそうに運んでくれた。『この絵は素敵ですね、誰が描いたんですか?』と聞くと、誇らしげに『家の主人が描いたのよ』とご主人を紹介してくれた。人の良さそうな純朴な方たちで、職人さんだが特に驕る雰囲気も無く、良い買い物をしたと思う。

ただし、家に持って帰って置いて見ると、家具だけが浮いている感じがするのは私だけだろうか?


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by samu222_arphard | 2007-01-13 19:03 | オランダの街
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