旅行でのハプニング 『白鳥の湖』 編 2009.01.26
我々の旅行は全て自分達で予約したり、言葉が通じない国を旅行したりしているので、ハプニングがつき物です。例えばパリに行く時に乗る電車の方向を間違えて、特急の時間に滑り込みだったり、ローマでスリに遭い、その財布を取り返したり、ウィーンでは豪華寝台列車の旅になるはずが、食堂車が無くひもじい旅行になったり、マルタではクレジットカードがブロックされてしまい、ホテルの清算ができず、青くなったりなど色々ありました。
今回の旅行でもプラハの両替所で看板の標記とは違う法外なレートで両替されていて、後で気が付いて取り戻しに行きましたが、被害に遭った観光客がごった返していて警察も取り合ってくれなかった。ドレスデンのホテルで4部屋のでの予約が3人分しかベットが用意されてなく、確認書を持ってクレームを言いに行きましたが、それが日本語だったため相手が取り合ってくれず、結局1部屋分余計に借りなければならなかった。ベルリンでブランデンブルク門への道を聞きましたが、逆の道を教えられ1時間以上雪の中を彷徨った。大晦日,スキポール空港から家に帰る時に、バスが来なくて寒い中1時間も待たされた挙句、タクシーで帰らなければならなかったなどありますが、『白鳥の湖』 編はこちら… プラハ旅行の目玉の一つはバレエ 『白鳥の湖』 を見ることでした。下の娘も学校で習った事があると言う事で楽しみにしていました。チケットはオランダからネットで予約して、プラハのホテルで受け取りました。行った事がある人から聞いて、当日は正装が望ましいとの事なので、家族みんなオシャレをして行きました。ここまではパーフェクト! バレエは19時からですが、少し早く行って待ち時間の間、気取ってワインでも飲もうと思い 『国民劇場』 に1時間前に着きましたが、まだ時間が早いのか開いていません。しかし入り口には 『白鳥の湖』 の写真があり気分は盛上がります。この前で記念撮影をしたりして待ちますが、夕食には中途半端な時間だし、近くにプラハ城の夜景を見に行きました。気分は盛り上がり、無意識に『白鳥の湖』の曲を口ずさんでいます(笑)。 そして再び劇場に戻ったのが30分前、もう劇場は開いているので係りの人にチケットを見せると、変な顔をした後、『このチケットじゃだめよ』 と言っています、『…どういう意味?』 『劇場の場所が違うわよ!』 『えっ?場所が違うって?どこ』 『国立オペラ劇場よ(英語)』 『どうやって行くの?』 『9番のトラムに乗って右行って、左行って…』 ヤベェと慌てて外に出ますが、時間はもうありません。あーっ、またやっちゃったよー。 外に出ると9番のトラムが向ってきます。慌てて飛び乗り 『これってどうやってお金払うの?』 と探しながら何個か乗りますが、当てを付けた 『オペラ劇場』 とは違った方向に走っていきます。変な所に行っちゃうよりはと無賃乗車のままトラムを降りて、近くの店の人にチケットを見せて場所を聞きますが、全く英語が通じない。この時既に18:45分。 いやーっ参ったなーと途方に暮れていると、首尾よく良く流しのタクシーが… ガイドブックには 『流しのタクシーはボラれるので乗らない事』 と書いてあったのを覚えていましたがしょうがない。運ちゃんに劇場のチケットを見せて場所を確認し、値段を交渉すると、600czkとの事。『えーっとこれって何ユーロだっけ…』 『約20ユーロ』 とお姉ちゃん。意外とリーズナブルじゃん 『OK!ここまで大至急行ってくれ!』 とタクシーに乗り込み走り出すと、直ぐ裏側の通りの劇場の前に到着!『あれっ?これって直ぐ近くじゃない』 と思いましたが英語が通じない。まあ無事着いたしいいっか? チェコのセレブ達の車に混ざり我々も劇場に車横付けでした。見た目はカッコいい(でしょ?)。 結果、歩いても行ける距離だったのでガイドブック通りボラれてしまいましたが、何とか10分前には『国立オペラ劇場』 に到着する事が出来ました。気取ってワインを飲む時間は無く、喉が渇いたのでビールを一気飲みするしか時間が在りませんでした(冷汗)。 と言うのが今回の一部始終です。反省としては先入観で バレエの場所を 『国民劇場』 だと思ってしまった事でしたが、確かに 『白鳥の湖』 はここでもやっているし、英語での標記が紛らわしかった事、落ち着いてガイドブックで場所を確認すれば良かった、など言い訳はありますが、何とか開演には間に合いました。文章で書くと緊迫感が伝わりませんが、娘達はどんな顔で付いて来ていたのでしょう。実際この30分間は焦りましたヨ。 今までの旅行で身の危険を感じるような事はありませんでしたが、言葉が通じない国では 『勘』 や 『…だろう』 で行動するので、この手の話はつき物です。。このハプニングも思い出の一つと言う事で良しとしましょう。でも名誉のために書いておきますが、殆どのケースは予定通り事が運んでいますよ(笑)。
by samu222_arphard
| 2010-01-14 04:11
| ヨーロッパの旅行
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『Goede middag!』 (フディ ミダ)とはオランダ語で 『こんにちは!』 と言う意味です。初めての海外赴任先のオランダで体験した事、感じた事を、徒然なるままに記していきます by samu222_arphard カテゴリ
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