アンダルシアの旅 2009.08.09 ④ セビリア

ロンダから山道を走り白い村に寄り道をしながら160kmを約3時間、15時にアンダルシア最大の都市セビリアに到着。今回はホテルも直ぐに見つかり、チェックインをした後街へと繰り出します。写真は街の象徴で、世界遺産のセビリア大聖堂とヒラルダの塔です。
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街にはイスラムの顔をした人達も多くヨーロッパとは異質な雰囲気です。そしてこの大聖堂は1402年から1世紀を掛けて建設され、ヴァチカンのサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール寺院に次ぐ規模の大きさです。これで世界三大大聖堂を制覇しました。
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そして私が見てみたかったのがこの 『コロンブスの墓』 です。特にコロンブスに強い思い入れがある訳ではありませんが、昔から名前は知っていましたので(苦笑)。棺を担いでいるのは歴代のスペインの王様4人衆です。それだけ偉大な人だったと言う事でしょう。
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レコンキスタ以前はこの地には巨大なモスクが立っていて、それを破壊したあとにこのキリストの大聖堂を建てているので、普通の教会とは異質な雰囲気が至る所に感じられます。この天井の模様などもその中の一つです。ヒラルダの塔はモスクの尖塔だったとか。
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聖堂の中のひんやりとした空気を味わった後、オレンジのパティオに出ると美しい景色に出会えます。ちなみにこれらの木々はみかんの木で青い実が生ってました。
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この街はビゼーの『カルメン』の舞台でもあるように、フラメンコの本場です。お土産物屋さんにはフラメンコの衣装などが並び見ているだけでも楽しいです。娘のお土産に買ってあげようか?と勧めましたが怒られてしまいました。もうそんな年じゃないか(苦笑)。
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夜7時タパス屋さんに入り、ビールとタパスをオーダーしました。写真の他にもチョリソやマッシュルームのソテーなどビールが進みます。本来タパスは酒のつまみですが、何種類か頼めば立派な夕食になっちゃいます。でもまだ夕食では無く、これはおやつです。
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夜9時から始るフラメンコのを予約し、まだ時間があるので街を散歩しました。いろいろな場所を旅すると、その街の第一印象がいつまでも記憶に残ります。初めはイスラムの雰囲気に違和感を感じていた子供達も、徐々にこの街が好きになって来たようです。
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大聖堂のチラシで見つけたフラメンコですが、会場は70人程で観光客が殆どです。静かな歌から始まり、ギターの演奏、そして我々がイメージしている激しい踊りへと進行していきます。初めて見ましたが歌や踊りには夫々意味があり理解するのは難しい様です。
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フラメンコが終わって10時、レストランはどこも満員で入れません。仕方なく室内のレストランで、楽しみにしていたイカ墨のパエリアを食べました。食べた後のみんなの反応は無言、つまりあんまり美味しくありませんでした(苦笑)が、赤ワインは美味しかったなー。
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観光客が多くて夜中近くでも大通りは安全な雰囲気でした。ホテルに戻り11時半、今日も長かった一日が終わりました。明日は午前中セビリアを観光してコルドバへと向います。
by samu222_arphard | 2009-08-26 01:24 | ヨーロッパの旅行
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